遮熱機能で路面温度の上昇を抑制!

日射エネルギー量の約半分を占める赤外線を高反射。舗装路面の温度上昇を抑え、歩行者空間や沿道の熱環境を改善します。

通常アスファルト舗装:昼間、太陽熱をアスファルトが吸収。夜間に熱放出することにより熱帯夜の原因になる。遮熱透水性舗装:昼間、遮熱透水性舗装材により熱と光を反射し路面温度の上昇を低減。夜間の放射熱を軽減。

アスファルトとの最大温度差12.7〜26

「MAX」は、赤外線の反射性の高い材料と特殊遮熱材料を使用し、さらに反射性を高め、それでも表面に加わった熱が材質のもつ熱伝導機能により下の敷砂層に逃がすことにより表面温度をく保つことができる高遮熱機能を有する舗装材です。「EX」と「SD」は、反射性の高い材料を使用することで、遮熱機能を有していますが「EX」は自然石の美しさを活かした仕上がりが特長で、「SD」はマットな仕上がりが特長の商品です。

各種のサーモグラフィーとデータロガーによる温度測定比較

測定日:2016.8.9 日中の最高気温:35.7℃ 試験場所:香川県高松市内(屋外)
①密粒度アスファルト(65.0℃)②透水アスファルト(64.3℃)③MAXホワイト(40.6℃)④EXホワイト(44.8℃)⑤EXグレー(49.8℃)⑥SDグレー(52.3℃)
サーモグラフィーによる温度測定比較 測定日:2016.08.31  日中の最高気温:32.0℃ 試験場所:香川県高松市内(屋外)

遮熱遮熱機能をもつ製品

  • シェードペイブAGW
    シェードペイブ
    AGW
  • シェードペイブAGP
    シェードペイブ
    AGP
  • シェードペイブEX
    シェードペイブ
    EX
  • シェードペイブSD
    シェードペイブ
    SD

保水機能で気化潜熱冷却効果

平板内の空隙に水を蓄え、表面から水分が蒸発散する気化潜熱冷却効果を利用。平板表面の温度上昇を抑え、快適な都市空間の構築に貢献します。

保水タイプの温度上昇抑制のメカニズム

平板の保水率を上げて平板内の空隙に水を蓄えることにより、
表面から水分が蒸発散することによる気化潜熱冷却効果を利用して、
平板表面の温度上昇を抑制する事で、快適な都市空間の構築に貢献します。

雨水を平板内に貯留:雨が降ると、雨水を平板の持つ保水機能により、徐々に平板内に貯留します。 飽和した水は透水:平板が保水機能と併せもつ透水機能により、平板内に飽和した水は路床に透水します。貯留した水を蒸発散:天候が回復し、平板に太陽熱が加わると平板が吸い上げた水と、平板内に貯留した水を蒸発散することで気温の上昇を抑制します

保水量はギ石平板の1.5倍

1㎡当たりの保水量経時変化測定

(保水タイプSD 1㎡中の残留水の経時変化:平板H寸法60㎜、平均室内気温21.3℃)

1㎡当たりの保水量経時変化測定

吸い上げ状況を観察

着水直後・30分経過の保水透水タイプ、ギ石平板の比較

1㎡あたりの保水量約9ℓ

1㎡あたりの保水量は9リットルバケツ1杯分以上

1㎡あたりの保水量は9リットルバケツ1杯分以上

保水透水タイプと透水性平板の対比

  • 保水透水タイプ保水経過
  • 透水性平板保水経過

アスファルトとの最大温度差17

保水タイプ・保水透水タイプは、アスファルトより13℃以上の温度抑制効果が確認されました。

  • 保水タイプとアスファルトとの
    最大温度差17.2℃(実測値)

  • 保水透水タイプとアスファルトとの
    最大温度差13.2℃(実測値)

本試験は、「舗装性能評価法別冊 道路温度低減値を求めるための温度計による現地の路面温度の測定方法」を参考に、温度測定を実施した。
試験場所 : 香川県高松市 株式会社四国総合研究所構内

屋外温度測定試験(湿潤状態)

屋外温度測定試験(湿潤状態)

保水保水/ 保水・透水機能をもつ製品

  • キセキ(輝石)
    キセキ(輝石)
  • アクリナペイブ(保水透水タイプのみ)
    アクリナペイブ
    (保水透水タイプのみ)
  • グランデペイブ
    グランデペイブ
  • ファンダペイブ(UD)・(SP UD)
    ファンダペイブ
    (UD)・(SP UD)
  • TOYOユニバーサルペイブ NEO(保水タイプのみ)
    TOYOユニバーサル
    ペイブNEO
    (保水タイプのみ)

透水機能でゲリラ豪雨に対応

近年、10km四方程度の狭い範囲に1時間あたり100ミリを超えるような、突発的かつ局地的なゲリラ豪雨による都市型洪水が多発しています。都市の下水は一般的に、最大降水量として1時間に50~60ミリ程度を想定しているため、これを超える雨量では処理しきれずに洪水が発生します。

夏季豪雨日数が今後急増 降水量予測 将来の降水量が増加

透水機能が都市型洪水の発生を緩和

透水機能が都市型洪水の発生を緩和

アスファルトやコンクリートに覆われた都市では都市型洪水や地下水枯渇・地盤沈下など深刻な水環境問題が懸念されています。「大雨、時には僅かな雨でも街中の水は溢れ、行き場をなくした大量の雨水は河川などに流れ込み氾濫する。」「雨水が地中に浸透しないため地下水枯渇、それに伴う地盤沈下」…。そんな水環境問題を少しでも緩和できるように開発された透水機能を持つ舗装材は、これからの街づくりに注目されています。

透水タイプは、当社社内透水基準を1×10−4m/s(0.01㎝/s)以上としています。一般に「透水係数が0.01㎝/s以上であれば降雨強度50㎜/h程度の雨水の全てを透水することが可能」と言われております。 *JASS 7より

降雨量40㎜/h = 大雨警報発令の基準

※雨と災害の関連で、発令の基準を決めているので、地域によって基準は異なります。

透水透水機能をもつ製品

  • ベーシックペイブ01/02/03/+
    ベーシックペイブ
    01/02/03/+
  • シェードペイブAGW/AGP/EX/SD
    シェードペイブ
    AGW/AGP/EX/SD
  • キセキ(輝石)
    キセキ(輝石)
  • アクリナペイブ
    アクリナペイブ
  • グランデペイブ
    グランデペイブ
  • ファンダペイブ(UD)・(SP UD)
    ファンダペイブ
    (UD)・(SP UD)
  • TOYOユニバーサルペイブ NEO
    TOYOユニバーサル
    ペイブ NEO

融雪機能で積雪による災害を防止

雪国では、積雪によって歩道の幅員が減少したり、凍結によって転倒しやすくなるなど、冬期特有のバリアが発生します。これを「冬期バリア」と呼び、そのままにしておくと二次災害を引き起こす原因になってしまいます。

冬期バリア イメージ 転倒事故の発生状況

雪国では、
積雪によって歩道の幅員が減少したり、
凍結によって転倒しやすくなるなど、
冬期特有のバリアが存在します。

  • 滑る

    冬期は路面が凍結し、スロープで転倒しやすくなります。

  • 乗りにくい

    冬期は積雪により、歩道がバスの床より高くなり、かえってバリアになります。

  • 歩きにくい

    冬期は積雪により、視覚障害者用ブロックが埋まって機能しません。

  • 狭くなる

    冬期は積雪により、歩道は狭くなり十分なすれちがいもできなくなります。

ロードヒーティングの熱を
すみやかに路面に伝え、効率よく消雪!

ロードヒーティングの熱をすみやかに路面に伝え、効率よく消雪する:解説図 熱伝導率データ

舗装用コンクリート平板よりも熱伝導率が高いため、
効率良く消雪。
さらに、融雪平板UDでは滑りにくい形状を採用し、
安全性を高めています。

舗装用コンクリート平板と比べ1.3〜1.9の高い熱伝導率

融雪融雪機能をもつ製品

  • 不陸抑制舗装材 TOYOワンユニオンペイブ 透水タイプ
    不陸抑制舗装材TOYOワンユニオンペイブ
    融雪タイプ
  • 冬期バリアフリー対策用舗装材 融雪平板
    冬期バリアフリー
    対策用舗装材
    融雪平板

透水機能と製品内にある空隙に
雨水を一時的に貯留

①浸透した水は「エス・ストック」の空隙に貯留されます。②優れた透水機能により雨水を地中に浸透させます。
製品イメージ

透水・高貯留平板の効果

近年、10km四方程度の狭い範囲に1時間あたり100ミリを超えるような、突発的かつ局地的なゲリラ豪雨による都市型洪水が多発しています。都市の下水は一般的に、最大降水量として1時間に50〜60ミリ程度を想定しているため、これを超える雨量では処理しきれずに洪水が発生します。

ゲリラ豪雨などによる都市洪水を抑制!

貯留量は下地を
含めて雨量換算で

50㎜以上

都市洪水抑制イメージ

降雨流域モデルの範囲は600m×600mとしました。

短時間降雨強度は東京管区気象台最近10カ年(1998年~2007年)の最大短時間降雨強度82.5㎜を使用。

降雨波形は東京管区気象台における観測記録をもとに「ガンベル法」によりハイエトグラフを作成しました。

●降雨流域モデル
降雨流域モデルイメージ

計算条件として

・流速は平均流速として全て1m/s

・流出係数は0.9

・地盤への浸透量はなし

●時間雨量8.25㎜ ハイエトグラフ
時間雨量8.25㎜ ハイエトグラフイメージ

1時間雨量の流出解析結果

エス・ストック敷設により降雨によるピーク流量を半減(52%)させるとともにピーク時間を15分遅延させる計算になります。

●1時間雨量のハイドログラフ

流域600×600m エス・ストック敷設、貯留50㎜

製品イメージ

貯留・透水貯留・透水機能をもつ製品

  • エス・ストック
    エス・ストック

汎用性、安定性に優れた
浮き床システム

製品イメージ

屋上・バルコニー等を
建築内部空間とフラットな接続

近年の商業施設開発において、建築内部のみならず、屋上やバルコニーを優れた眺望の都市型のオープンスペースとし、有効活用する事例が増えて来ています。浮き床工法は各種床版とそれを支える束を用いることで、外部空間と建築内部とをフラットに接続させることが可能です。

歩行面と排水面の分離とメンテナンス

屋外施設においては、歩行面に降雨による排水設備が必須となりますが、浮き床工法においては、歩行面が浮いているため、排水面をその下に設けることができること、目地からの排水によりフラットな床面が可能なため、室内空間に近い舗装面の仕上げが可能です。また、床版については、束や下地と固定しないため、取り外しが可能であり、メンテナンス性にも優れています。

メンテナンスイメージ
メンテナンス箇所の床版の取り外し
メンテナンスイメージ
必要な部分のみ取り外し可能。メンテナンス後は床版を元位置に戻すだけ。
雨水排水イメージ

有筋PC平板等の仕上パネルを水平に施工するため、外部だがフラットな床面が構築できる。雨水等は、仕上パネルを目透かしに施工する事により、パネルとの隙間に雨水を流し込み、仕上パネル下面に流れ込んだ雨水は防水面で通常の雨水排水処理を行います。

目地が狭いフラットな床面、化粧パネル・支持脚ともに取り外し可能、下層で雨水排水

様々なシチュエーションを想定した対応能力。

  • ●水勾配調整機能

    上部もしくは下部で、0~5度迄の水勾配の調整が可能です。
    (1度刻み)

  • ●スペーサータブによる
    目透かし仕上げ対応

    タブは4㎜厚です。

  • ●根太対応

    デッキ仕上げ時の根太受け用のパーツもご用意しています。
    下地より仕上げまでの高さに制約がある現場でもお使いいただけます。

浮き床システム浮き床システム対応製品

  • TOYOプレキャスト平板プレーンタイプ
    TOYOプレキャスト平板
    プレーンタイプ
  • TOYOプレキャスト平板洗い出しタイプ
    TOYOプレキャスト平板
    洗い出しタイプ
  • TOYOプレキャスト平板ギ石タイプ
    TOYOプレキャスト平板
    ギ石タイプ

緑化で温度上昇を抑制

芝などを植生させて緑の面積を増やし、地表面の温度上昇を抑えます。

緑化イメージ
緑化イメージ

植生ブロック緑化率

35〜65%

●グラス・ハイブリック1の温度測定試験結果

グラス・ハイブリック1温度測定試験結果グラフ
太陽熱 土の水分や植生の蒸散作用により、地表面の温度上昇を抑えます。

植生舗装植生機能をもつ製品

  • グラス・ハイブリックボーダー
  • グラス・ハイブリック1

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