LANDSCAPE

TOYO SCAPE

TOYO SCAPE | 05.イオンモール幕張新都心

植栽とボーダーを組み合わせた快適な歩道。家族一緒に歩く楽しさが満喫できる。

環境保全や地域との調和を大切にするイオンは、イオン幕張新都心においても、その建物や景観形成に工夫を凝らしています。外装デザインにはアースカラーを多用し、幕張の明るい太陽光に美しく映えるよう淡いブラウン系のラインが配色されています。

また、世界的に有名なガーデンデザイナー石原和幸氏が外構の立体庭園等を設計。グランドモールを沿うように、遊歩道であるグリーンウォークが作られ、向かいの豊砂公園と連動させることで、幕張新都心エリアのガーデンテラスを形成しています。この空間演出により人々は広々とした商業空間に圧倒されることなく、心地良いくつろぎと憩いを楽しんでいます。

当社はこうした外構の舗装計画で、グランドモールからペットモールにいたる約9,000㎡の遊歩道と、ファミリーモール、アクティブモール、バスロータリーなどの歩道や周辺部約15,000㎡を製品の納入から敷設工事までを担当しました。
その舗装デザインは設計士の考案により植栽とマッチさせたモダンでシンプルなボーダーラインが特徴。当社の製品は、透水性舗装材のスーパーテラTRM、インターロッキングブロックであるハイ・ブリック(特注サイズ)が採用され、舗装材のカラーもイオンの外装カラーに合わせて、ブラウン、アイボリー、グレーなどのアースカラーで統一。緑と調和し、軽快でナチュラルな表情を醸し出しています。

イオンモール幕張新都心において、当社が対応した外構の歩道部は約24,000㎡。タイトな日程でしたが生産工場である関東工場との連携で、品質の高い製品を生産・搬入、施工など、遅れることなく対応することができ、イオン幕張新都心の壮大な建設計画に貢献することができました。

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緻密な計算とチームワークで、難しいワークに挑む。モールの歩道づくりに多大な貢献。

イオンモール幕張新都心における外構計画の歩道部について、当社は全体工事面積の100%の製品納入と、約38%の工事を担当しましたが、その仕事の基本を支えたのは、営業部門と製造部門の連携です。

営業部門の企画デザイン室は、各現場に応じて何度も調整を行いながら図面を作成。様々な変更にもスピーディかつ柔軟に対応しました。そして、作成された図面を基に、製造部門の関東工場は納期日程に間に合うよう生産体制を整え、わずか約2カ月の期間で、7色12サイズの製品、約266万個の納品を達成することができました。

また、遊歩道であるグリーンウォークの現場では、当社管轄の施工チームが活躍。数百メートルに及ぶ様々なタイプのボーダーラインという難しい施工でしたが、その仕上がりに高い評価をいただくことができました。

今回のイオン幕張新都心の建設を通じ、当社の強みである営業部門と製造部門とのチームワークで、タイトな日程と広大な面積でも高い完成度をもって完工できるという、新たな可能性を見出すことができました。

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営業担当者の話

広大な仕事場と膨大な製品量。難しい納期も営業新体制で解決。

イオングループの旗艦店として話題を集めるイオンモール幕張新都心。この建設工事が始まったのは2012年のことです。当社は外構計画の一翼を担いたいと願い、建設会社などの関係窓口を訪ねる日課を繰り返していました。

そんなある日、グランドモールとペットモールを受け持つ建設会社から、歩道部の植栽とベンチだけを描いた寸法割図を見せていただき、当社での対応が可能か打診されました。これを受けて早速、企画デザイン室と打ち合わせ、当社製品による外構図面を製作し提案。これを窓口関係の方々に支持していただき、当社の仕事がスタートしました。そして、図面変更や製品サンプル提案が進むなか、歩道部の工事まで一括して担当することに発展しました。

さらに2013年に入り、他の建設会社と別モールの歩道部やバスターミナルなど、敷設図面の製作と製品納入の話がまとまり、当初の予定より約3倍のスケールまで広がりました。我々はこれらのニーズに対応するため、担当営業を軸として複数の営業スタッフで取り組むという、今までにはない新体制で臨みましました。

しかし、大きな課題が待ち受けていました。それは建築工事が遅れ気味で、10月にならないと工事に取り掛かれない。既にオープンが2013年12月20日と公表されており、約1カ月半~2カ月の期間しかありませんでした。当社はこうした厳しい状況をクリアにするため、いくつかのポイントを目標として行動しました。

1つ目は関東工場で多彩なカラー、多様なサイズ、しかも総数約266万個に及ぶ製品について、緻密で円滑な生産体制をシフトすること。
2つ目は生産された膨大な製品のストックスペースを現場近くに確保し、工事場への円滑な運搬・搬入体制を整えること。
そして3つ目は、施工現場で製品搬入の管理を営業が責任をもって担当し、多数の職人さんへ工事箇所の的確な指示を行うなど、しっかりと正確に実行しました。

こうして難しい納期を守り、安全・無事に工事を完成。施主の皆様から新たな信頼を得ることができました。この成功要因は、当社の営業部門、製造部門、技術、施工の職人さん達が一致協力したチームワークのおかげです。イオンモール幕張新都心は、まさに当社にとってエポックメーキングな仕事場でした。

イオンモール幕張新都心

イオンモール幕張新都心再整備

事業主: イオンモール株式会社
所在地: 千葉県千葉市美浜豊砂1-1他

東京に加えて新たな都心機能を目指す千葉県千葉市の美浜区幕張地域に、2013年12月20日、イオングループが総力を結集した旗艦店「イオンモール幕張新都心」が誕生した。“夢中が生まれる場所”をモールコンセプトとした次世代ショッピングモールで、敷地面積は、東京ドーム4個分の広さの約19.2万㎡、店舗面積も約9.6万㎡を誇り、全国でも最大級のイオンモールである。施設内は「グランドモール」、「ファミリーモール」、「ペットモール」、「アクティブモール」の4エリアで構成。よしもと劇場や東映ヒーローワールド、シネコンなどのエンターテイメント空間をはじめ、日本初上陸、関東初進出のブランド店など360の専門店が集結している。成田と羽田空港からのアクセスも整い、国内はもちろんアジアからの観光客でも賑わっている。

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